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働き方改革関連法案が成立し、今後ますます「働き方」を見つめ直す機会が増えることになりそうだ。特に、多様な働き方の議論の中で、「副業」についての注目が集まっている。

従来どおり本業(会社に所属)を持ちつつ、もう一つの業務を持ち、個人のスキルアップや優秀なスタッフの流出防止、社内の活性化などそのメリットは多くある。各社が制度の整備を目指しているのはご存知のことと思う。

一方、副業よりもフリーランスとして生きていく、という考え方を持ち、独立していく人も多く存在する。

では、両者の違いはどこにあるのだろうか。今回はポイントごとに違いを見ていき、似て非なる両者の違いを理解していきたいと思う。

ポイント① 働き方の違い

当然ながら、副業とフリーランスはまずは働き方がまったく異なる。

副業はあくまで「本業」があっての「副業」であり、本業と副業の時間をセパレートし、双方の業務をおこなっていく必要があるだろう。ただし、企業内副業の場合は少し様子が変わってくる。

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パフォーマンス、労力の掛け方に関しても、本業が疎かになっているようでは、副業を再び禁止にされてしまう可能性もある点も鑑みると、やはり「本業>副業」の図式は永遠に崩れないものだと考えられる。

これに対してフリーランスは、どの時間にどの仕事をしようと基本的には自由だ。(この、基本的には、がキモであることをぜひ覚えておいていただきたい)

納期間際のもの、急な依頼が来たもの、自分の好きな案件...プライオリティづけをするのは自分であり、納期と質をしっかりと担保できていれば誰に何を言わるまでもない。

ただし、自由な反面、しっかりと結果を出し続けなくはいけないのがフリーランス。本業という担保がない以上、一つひとつの案件が勝負となってくる(これは副業にも言えることかもしれないが...)。

ただし、このふたつには共通点も存在する。それはタイムマネジメントの重要性だ。副業の場合、本業と副業の棲み分けを明確にせねばならず、フリーランスの場合は、限られたリソースの中ですべてにおいて結果を出すための時間管理が重要となる。

ポイント② 納税スタイルの違い

働いて収入を得た以上、国に税金を納めなければならない。

この点についてもそれぞれで違いが出てくる。副業の場合、それが社内副業だと報酬は毎月の給与に含まれているので、税金も天引きでの納税となる。

しかし、フリーランスの場合や完全に本業と分離された副業の場合、個人の所得として申告し納税する義務を負う。

だれもが納税をするわけだが、より自分の収入と納税額を意識する機会が増えるのはフリーランスと完全分離スタイルの副業の方だろう。

ポイント③ 自身の動きやすさ、活動のしやすさの違い

前述したように副業の場合、本業あっての副業なので、そのバランス感が重要となる。あまり副業にばかり時間を割いていると、当然、本業が疎かになり、パフィーマンスも下がる恐れが出てくる。そうなれば、周囲からの理解を得ることができなくなり、副業していること自体に後ろ指を指されることになるだろう。副業をおこなう際は、本業で周囲が納得するようなパフォーマンスを出し続けることが肝要だ。

これに対して、フリーランスは自分ですべてを決めることができるため、動きやすさという点では副業よりも圧倒的に機動力を有している。結果が出ていようが出ていまいが自己責任。誰にどのような批判を受けようとも、自分自身の判断で行動することができる。

ただし、それらの行動の評価が仕事の受注や売上、ひいては「生活費」に直結するのが副業との大きな違いだ。一見すると活動しやすい環境にありそうなフリーランスだが、自分の好きな案件ばかりできるわけではない。本業ありきで、興味のあること、チャレンジしたい分野の仕事をする副業とは異なり、やりたいことで十分な収入を稼げるようになるまで、さまざまな案件をこなし実績を残す必要がある。

① で、フリーランスは、「どの時間にどの仕事をしようと基本的には自由だ」

と記したが、「基本的には」の理由は前記の通りだ。

つまり、フリーランスであっても、ある種の動きにくさを持っている、と言うわけだ。

副業とフリーランス双方のネックとなる「時間管理」

さて、ポイント①で述べたとおり、本業の他にもう一つ業務をこなす必要がある「副業」と、自分で自分自身のマネジメントが必要となるフリーランに共通する難題が「時間の管理」だ。

本業と副業にそれぞれかける割合や、自分自身をマネジメントするための時間配分の管理など、何かと時間の管理は必要となってくる。

これは、これまで自身のタイムマネジメントに関して経験のない人には最初の試練となることだろう。では、スムーズに行なっていくにはどうすれば良いだろうか。

ITのチカラを使ったタイムマネジメント

「働き方改革プラットフォーム」である「TeamSpirit」は、来るべき副業やフリーランスといった多様な働き方が混在する時代に対応可能な仕組みを有したクラウドサービスだ。

たとえば、勤怠管理システムを活用して自身の時間管理を徹底的に行ない、限られた時間で高いパフォーマンスを発揮できるように、自身で自身をマネジメントしていく、という使い方が考えられるだろう。

また、本業のみの人、副業の立場で参加する人、フリーランスの人、というふうに異なる働き方をする人が一緒のチームでプロジェクトを展開する場合、円滑なコミュニケーションの前提として「今、どんなタスクをどのくらいやっているのか」が見える環境が整っていることは、進行の支えとなるだろう。

さらに、「自分自身の仕事の見える化」を図り、高いパフォーマンスが崩れる要因がどこなのかを把握できるようにすれば、最大限の成果を出すための適切な時間配分等に寄与し、自身の労働生産性を最適化することに繋がるはずだ。

こうした取り組みは、副業を行なっている人やフリーランスで活動している人のみならず、働くひと一人ひとりが自身の働き方を見直すチャンスにもなり得るだろう。