2017/01/23 11:09:12

みなさんは自分の有給休暇日数を知っていますか?

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こんにちは、シンガポール駐在の中野です。昨年12月、旅行サイトのエクスペディアが毎年行なっている、有給休暇の国際比較評価の調査結果が公表されました。世界28ヶ国18歳以上の有職者男女計9,424名を対象とした調査なので、とても興味深い調査です。 

調査結果はというと、大方の予想通り、日本の有休消化率が「世界最下位」で、3年ぶりに最下位に「返り咲いた」そうです。日本の有休消化率は50%で、日本の次に消化率の低い韓国は53%でした。

 

もちろん、国によって、制度や有給休暇の位置付けが異なるので、単純には消化率を比較できないという指摘もあるかもしれません。

例えば、有給休暇とは別に、Sick Leave(有給の病気休暇)が与えられる国の場合、病気や怪我などいざという時のために欠勤する可能性に備えて有休を確保しておく必要はありません。有休は基本的に自分の余暇や自己研鑽に使えます。

フランスなどでは、有給休暇の取得を雇用者の管理義務として法律で定めてあるといった点で、日本とは大きく異なりますし、日本は他国に比べて祝日や慣習的な休暇(お盆や正月三ヶ日)が多いということも、日本の有休消化率が低いという理由としてよくあげられます。

 

しかし、本当に制度や商慣習だけの問題でしょうか? 

実は、調査結果で一番驚いたことは、自分の有休支給日数を知らない人の割合が、ダントツで世界第一位だったことです。

 

自身の有休支給日数を知らない日本人は約半数にものぼりました。これは2位の韓国を二倍以上引き離しダントツでTOPの結果です。

(引用:「世界28ヶ国 有給休暇・国際比較調査2016」  日本の有休消化率、2013年以来3年ぶりに最下位に

 

二位の韓国でもほぼ8割の人が自分の有休支給日数を知っているのに対して、日本人は5割以上の人がそれを知らないそうです。

たしかに、私の限られた海外駐在経験(シンガポールと米国)と、海外オフィスのメンバーと一緒に仕事をした経験から見るに、日本と有休消化先進国の間には有給休暇に対する意識の大きな差があります。

海外では、有給休暇をもっとはっきり「権利」として意識しています。それは言ってみれば、給料とかボーナスといったものに近いものだと思います。実際、シンガポールでは、有給休暇の有効期限(12月末)直前に、突然有休を取る人が増えます。しかも、中には仕事が逼迫してる中で有休を消化することを優先する人もいたりして、日本からマネージャとしてシンガポールに赴任すると軽くカルチャーショックを受けます・・・

日本でも、給料やボーナスをもらい忘れる人などいませんよね?同じように、有休消化先進国では有給休暇を消化せずに無効にするということなどほとんどあり得ないのです。

 

ただ、だからといって、いきなり「全社的に有給休暇100%取得!」というのは、なかなか難しいですよね。ですから、まずは、各社員それぞれが自分の有休支給日数や消化率を知ることから始め、社内の意識を変えるための第一歩にしてみてはいかがでしょうか。

たとえば、TeamSpiritを使うと、銀行の預金通帳のように、いつ何日有給休暇が支給され、自分がいつ何日使って、あと何日有休が残っているか、一目瞭然です。マネージャも、自分の部下の有給休暇の消化率を把握することができ、計画的な取得を促すことも可能です。

  

▼勤務表からワンクリックで自分の休暇情報が見られます

TeamSpiritの勤怠管理機能を見てみる 

会社としては、人材不足の中、有給休暇を頻繁に取られると仕事に支障があるというジレンマもありますが、適度なリフレッシュこそが、まさに「働き方改革」の本丸、「生産性向上」の実現ということにつながってくるのだと思います。

 

 

参考)
「世界28ヶ国 有給休暇・国際比較調査2016」  日本の有休消化率、2013年以来3年ぶりに最下位に( https://welove.expedia.co.jp/press/23513/ )

カエル! ジャパン通信 Vol.10「フランスと日本の休暇制度」( http://wwwa.cao.go.jp/wlb/e-mailmagazine/backnumber/010/index.html )

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