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2019/03/08 14:03:35

【セミナーレポート】育児・保育から働き方をアップデートする

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2月22日(金)にチームスピリット内セミナースペースにおいて、ヤフー株式会社政策企画部の海賀裕史様にお越しいただき、セミナー「育児・保育を支えるヤフーの取り組み」を開催いたしました。

6,600名超(グループで12,300名超)の従業員を擁し、ポータルサイト事業をはじめ合計100以上のサービスを展開しているヤフーでは、多様な制度を組み合わせて多様な働き方を実現しています。育児をサポートする取り組みも進んでおり、男性従業員の育休取得率は17.8%と、全国調査の5.14%(厚生労働省「平成29年度雇用均等基本調査」)をはるかに上回っています。

企業内保育所「HUTTE」の運営など、育児・保育を支える先進的取り組みをはじめ、ヤフーの働き方改革のチャレンジについて育児と両立しながら働く社員の視点でお話をいただきました。

<"山小屋"で復職・継続就業を支援>

2018年7月、ヤフーは企業内保育所「HUTTE」をオープンしました。HUTTEはドイツ語で「宿泊施設と自宅の中間的な施設」という意味で、「山小屋」という訳も用いられます。

同社の従業員の平均年齢は36.1歳と比較的若く、毎年多くの従業員がこどもを授かり、育児をしています。同社ではもともと、短時間勤務や時差勤務のほか、育児・介護・看護を行なう従業員を対象に週休3日の勤務体系を用意するなど、多様な制度で従業員の育児などを支援しており、産休・育休後の復職率は96%以上と高い水準となっていました。しかし、国全体で待機児童が依然として課題となるなか、こどもの預け先がスムーズに決まらずに職場復帰ができないケースもあり、HUTTEの開所によってさらなる復職・継続就業の支援をすることになったそうです。

HUTTEはヤフーの本社が入居する東京ガーデンテラス紀尾井町の3階にあり、定員は12名。延長保育を含めると7:00~20:00までオープンしています。おむつサービスや着替えやタオルの洗濯サービスが利用できるので「手ぶら登園」が可能。500冊の絵本が用意されており、保育所を利用していない従業員への貸し出しも受け付けています。

<社員の才能と情熱を解き放つ>

同社では人事において「社員の才能と情熱を解き放つ」をコアコンセプトとしています。このコンセプトのもとで時間、場所、経験の解放のための施策が行われています。

そのなかの一つに「どこでもオフィス」という制度があります。月5回までであれば、連絡がつく限りどこで働いてもOK、というものです。いわゆる在宅勤務とは異なり、場所から従業員を解放することを目的とした取り組みです。2018年には92%の従業員が、1回以上、この制度を取得しています。

"経験の解放"の取り組みとしては、ジョブチェンという、本人の希望に基づき担当職務を3年任期を目安に変えることができる制度があります。新しい職務に携わり自分自身の経験の幅が広がることに加え、他の従業員に自身の経験を共有(解放)することで、組織に新しい知見が取り入れられることが見込めます。

最近広がっている副業・兼業については、同社では届け出制となっており、一定の要件の下で、誰でも副業・兼業にトライすることができます。従業員からの申請は「年間数百件」あるとされており、なかには「着付けの先生」などユニークなものもあるそうです。

<経験者の増加が 組織を成長させる>

創業23年間で革新的な取り組みを続けているヤフーでは、このほかにも多様な制度を組み合わせて、従業員の能力向上と多様で柔軟な働き方の実現に取り組まれています。

そうしたなかでより多くの従業員が育児・保育を経験し、組織として子育てへの理解が蓄積されていくことで、さらに組織として働き方への知見がブラッシュアップされていくという好循環が作られていくことでしょう。

「2025年問題」と言われる高齢社会を控え、私たちは育児・保育に加えて、介護問題のいっそうの深刻化にも向き合っていかなければなりません。今も多くの方たちが介護と就業との両立に悩んでいます。今後の我が国の企業経営にとって、育児・保育支援の取り組みの充実化や、"時間・場所・経験から解放された働き方"の推進は不可欠なものとなることでしょう。

admin
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