新しい時代にふさわしい働き方をプロデュースする 働き方改革研究所を設立 〜新しい働き方で、未来をひらく〜

　世界的な第４次産業革命の進展のもとで産業構造が激変する中、生産年齢人口の減少に歯止めがかからずに労働力不足が深刻化する日本において、2017年5月9日、新しい働き方に関する研究と解決策を提案・実行するプロジェクト機関として「働き方改革研究所」は発足しました。
　また、本研究所の活動方針を決定し社会的な提言の実現をサポートするため、エグゼクティブ アドバイザーに竹中平蔵氏（東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授）が就任しましたのでここにお知らせいたします。

研究所設立にあたって
　長時間労働の是正に端を発し、生産性の向上や効率化といったこれまでの働き方を見直す意味での「働き方改革」の議論は、今日の日本において大きなテーマとして捉えられています。しかし、いま本当に向き合うべき「働き方改革」の本質的な論点は、先に挙げた点に限らないと私たちは考えます。

　「働き方」を考えるということは、私たちの人生のうち多くの時間を占める活動を考えること、つまり、働く人個々人の生き方を考えることと同義だと言えるでしょう。

　加えて、私たちを取り巻く環境が激変していることにも目を向ける必要があります。
特に、AIやIoT、ロボット、ビッグデータ解析といった革新的なIT技術が私たちにもたらす影響は計り知れないものがあります。これまでの働き手の代替的存在が現れた、という意味合いがある一方、飛躍的に仕事の効率を向上させる可能性を秘めた"パートナー"が誕生した、と捉えることもできます。これは既知の事柄とはまったく異なる可能性をひらくことにもなり得るでしょう。

　このように、「働き方改革」に向き合いその変化を受け入れ模索するということは、働く人と企業の間に局所的に変革が起こるだけでなく、社会全体にパラダイムシフトが起こることだとも言えます。

　この大規模な地殻変動を超えて持続可能な成長ができる社会を実現していくためには、企業や業種、産業、学術といった枠組みを超えて叡智を集め、答えを創造していく必要があります。

　来るべきまったく新しい社会において、最もふさわしく、これまでにない画期的な「働き方」とはどのようなものかーー？　

　答えの糸口すら見つからないこの問いに対し、本研究所は大学等の研究機関やHRサービスを提供する企業団体との連携のもと、多様な働き手の皆様と一緒に議論し、提言・実行してまいりたいと考えます。

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　本研究所の設立にあたり、竹中平蔵エグゼクティブ アドバイザーからの就任のコメントは以下のとおりです。本研究所の問題意識や今後の方向性についてはこちらの動画をご覧ください。

本研究所のミッション
・「いかに自分をプロデュースするか」を中心に、働く個人とマネジメントの双方の利益向上（インセンティブ）に資する議論を醸成する
・「飛躍的な生産性向上を目指して」産業界における新事業創造の取組みを支援し、新たな人材ニーズに対応する施策を提言する
・「働く人が働きやすく、多様な雇い方ができる」新しい時代の働き方を提言し、ビジネスパーソンのキャリア形成を重視する組織と個人の成長意欲を刺激する意識変革を促すことで、社会への貢献を目指す

設立スケジュールおよび構成メンバー
・ チームスピリット内「働き方改革研究所」準備室開設（開設済み）
・ TeamSpirit Day 2017 『働き方改革』その先に ～ "新ニッポン" の扉を開く ～　開催（5月9日）にて発表
・ WEBでの事例共有等一部活動開始
（https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/）
・ 協力企業団体、連携研究機関の募集
・ 一般社団法人「働き方改革研究所」設立（6月以降）
・ 研究所としての成果発表開始（今秋予定）

一般社団法人「働き方改革研究所」の設立に向けて、現在以下の構成メンバーにて準備を進めております。
今後、連携研究機関、協力企業団体の募集等を順次行ってまいります。

＜ 竹中平蔵 エグゼクティブ アドバイザー ＞
1951年生まれ。東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授。博士（経済学）。一橋大学卒業。ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て01年、小泉内閣の経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣などを歴任。現在、アカデミーヒルズ理事長、（株）パソナグループ取締役会長、オリックス（株）社外取締役、ＳＢＩホールディングス（株）社外取締役などを兼職。未来投資会議議員、国家戦略特別区域諮問会議有識者議員。

＜ 荻島浩司 働き方改革研究所準備室長 ＞
1996年、勤怠管理や経費精算、工数管理など業務に必要な機能を一体にした「働き方改革」プラットフォーム「TeamSpirit」を提供する株式会社チームスピリット
（https://www.teamspirit.co.jp/）を設立。

以来、「常識を超えたサービスで、変化に挑戦する人と企業に貢献する」を理念に掲げ、ITベンチャーとして世界的な第４次産業革命の激流を目の当たりにし、働き方に関わるクラウドサービスを提供するものとして「新しい働き方」に関するアイデアを生み出し、TeamSpiritの新たな機能を発想することと、広く実務家コミュニティと連携して、長時間労働是正にとどまらない、生産性向上や新事業創造など経営戦略レベルの新しい働き方を提案・実行するため「働き方改革研究所」の設立発起人となる。

＜ 働き方改革研究所準備室 ＞
本研究所の立ち上げと本活動に向けた準備を行うための組織。幹事役である株式会社チームスピリット内に設置。

・働き方改革研究所
https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/about.html

＊チームスピリット、TeamSpirit、は株式会社チームスピリットの登録商標です。