働き方を見直す

「働き方改革」を始めるなら、まずはこれまでの働き方を見直すことからはじめようーー。長時間労働がなぜ問題なのか、生産性を高めることの重要性はなにか、効率化の本質とはないか…? 新しい働き方を模索するための先進事例や考え方を紹介します。

2020.11.12

情報伝達の錯覚(3)
知識の災い

何か自分が熟知している分野について,他の人もその分野に関して自分と同じようなバックグラウンドを持っているとか,その分野についてある程度は知っているだろうと考えてしまうことがある。これが「知識の災い」(curse of knowledge)と言われる認知バイアスである。

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2020.10.08

情報伝達の錯覚(2)
スポットライト効果

「スポットライト効果」とは,自分が気にしていることを他者も同じくらい気にしていると判断してしまうことであり,認知バイアスの一種である。自分は注目されている,見られているという感覚である。本記事では、スポットライト効果に関する実験や影響、スポットライト効果から逃れる方法について解説する。

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2020.09.30

「テレワーク」の教科書⑥
テレワーク導入をきっかけに、真の「働き方改革」を目指す

「働き方改革関連法」をきっかけに、「働き方改革」という言葉は世に広く認知されるようになりました。しかし多くの場合、残業時間を減らすことに目標が置かれ、本来の目的である生産性向上への取り組みにまで至っていないのが実状です。そこに突然訪れたコロナ危機。遅々として進まなかったテレワークが一気に普及し、働き方や価値観は大きく変化しました。新型コロナウィルスの収束がいまだ見通せないなか、企業は事業の成長と感染拡大防止の両立という難しい舵取りを求められています。しかしこの逆境を変革のチャンスとし、真の「働き方改革」を目指さなければ、企業は存続の危機にさらされるかもしれません。

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2020.09.29

【働き方改革】同一労働・同一賃金で求められる企業の対応とは

【働き方改革】同一労働・同一賃金で求められる企業の対応とは

同一労働同一賃金とは、同じ企業や団体で働く従業員間において、不合理な待遇格差を解消することを目的に生まれた制度の1つです。現代の日本社会では、雇用形態による待遇格差が拡大傾向にあります。そのため、正規雇用および非正規雇用にかかわらず、同程度の業務・責任を担う労働に対しては、基本給や賞与、その他手当や福利厚生においても同じ条件にする仕組み作りを目指しています。ユースケースを参考に自社の現状を一度、見つめ直してみましょう。

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2020.09.09

情報伝達の錯覚(1)

情報公開とか情報開示は政府や企業組織にとって第一に重要な課題である。市民や従業員,株主などに対していかにうまく政策や経営情報を伝えるのかが問われる。 情報伝達の問題については「伝言ゲーム」がよく知られている。伝言ゲームは,情報は人から人へ伝わっていくうちに,内容が誇張されたり,一部が脱落したりと改変されることを端的に表わしている。こういった類いの情報伝達につきものの錯覚や誤りについてはしばしば言及される。しかし,ここで取り上げるのは少し異なり,情報伝達を担う人のある心理的傾向についてである。

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2020.08.21

健康経営の事例から導く自社の課題解決のヒント

「健康経営を自社にも導入したい」と考える経営者や人事労務の担当者は少なくないものの、「何から取り組むべきか」という改革へのビジョンが不明瞭なケースも多いでしょう。そのため、自社における導入において初めの一歩を踏み出せずにいるのかもしれません。そこで今回は健康経営の実施を検討中の企業に向けて、健康経営に取り組む企業の事例を紹介します。自社の課題解決のヒントとして、成功企業の取り組みを参考にしましょう。

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2020.08.07

ダニング=クルーガー効果(2)

今回も,前回と同じくダニング=クルーガー効果について見ていこう。ダニング=クルーガー効果とは,能力やスキルが劣る人は,実際に何かができないだけでなく,自分ができないことがわからないということである。さらに,自分のでき具合を評価させると,実際より高く評価するのである。今回は、ダニング=クルーガー効果の出現分野、原因、影響、逃れる方法について紹介していく。

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2020.08.05

「テレワーク」の教科書⑤
テレワークの生産性を高めるデジタルツール・情報セキュリティ対策(2)

政府要請のように常に社員の7割がテレワークで滞りなく働ける状態をつくるためには、会社全般の業務プロセスが電子化されていなければなりません。組織全体がテレワークに移行できるかどうかの鍵を握っているのが、いわゆる「間接業務」です。稟議申請、押印による承認、請求書や契約書の処理、経費精算などの、テレワークを阻害する要因となっているアナログな業務を電子化し、リモートでも対応可能なワークフローに変えていくためにはどのようなことが必要なのかご紹介します。

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2020.07.09

「テレワーク」の教科書④
テレワークの生産性を高めるデジタルツール・情報セキュリティ対策(1)

テレワークを阻む大きな壁となっているコミュニケーションや書類・伝票などの「紙」を取り扱う業務の問題は、最適なデジタルツールを導入することで乗り越えることができます。もちろん、週に数時間、個人的な仕事を行うテレワークと、テレワークを前提として組織が動くのでは、用意すべき環境は異なります。時間・場所にかかわらず生産性の高い働き方を実現するためには、どのようなステップでデジタルツールを導入していけばよいのでしょうか、またそこで必要となる情報セキュリティ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

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2020.07.01

「テレワーク」の教科書③
テレワークに必要な労務管理(2)

在宅勤務時の勤怠管理で問題となるのが、業務の中抜け(一時中断)時間の問題です。緊急事態宣言下では、家族みんなが在宅しているために、業務の一時中断が発生しやすい状況でした。必要な時に業務を抜け、育児や介護に対応できることが在宅勤務の大きなメリットです。在宅勤務制度があるからこそ、育児・介護と仕事を両立できるという人も多いでしょう。ただ、仕事と私生活の境界線が曖昧な点は在宅勤務のデメリットでもあります。中抜け時間の管理方法を不明瞭なままにしていると、生産性が確保されず在宅勤務制度自体が危ういものとなってしまいます。

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