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働きながら育児は、思っている以上に難しい

日本における子育て世代の共働き率が高まっている今日、企業は、それに応じた受け入れ体制や勤務体系、福利厚生や休暇制度などの整備を進める必要に迫られている。特に、働きながら子育てを行なっているスタッフへのサポートは、有能な人材の確保・人手不足への対策という意味でも企業としての必須事項となっている。このことは多くの人が理解していることだろう。

実際に子育てをしながらがんばっているスタッフを部下に持つと分かることだが、特に子どもの年齢が小さなうちは、さまざまなことで勤務ができなかったり、中断してしまったりすることが多い。場合によっては、最初から「予定通りはいかない」ことを念頭に、組織的にサポートをしていく環境が求められよう。

遅刻、早退、中抜け...多様な働き方に対応するには

年齢に関わらないが、特に小さな子は体調を崩すことも多く、保育園や幼稚園で病気をもらってくることも多い。また、昨晩までは元気だったのに、急な発熱で欠勤せざるを得なくなったり、元気に登園したと思っても途中で体調が悪くなりお迎えが必要になることも多い。小学校や中学校に上がっても、不慮のケガなどが想像されるため、引き続き心配の種は尽きない。

他にも、参観日や運動会などの行事への参加、先生との面談など、働きながら育児を続けるのはハードルだらけだ。

こう挙げていくと、子どもを持つスタッフが仕事を続けようとする姿には頭が下がる思いだ。

では、彼らがスマートに仕事と子育てを両立できるようにするには、どうすればいいのだろうか?

企業としてできることは、朝は必ずオフィスに出社して定時まで働く、という働き方そのものを見直すことが真っ先に挙げられよう。そして、このことは介護が必要な家族と同居するスタッフにも安心材料になると言える。

従来のようなひとつの場所に集まって始業時間から終業時間まで働くというスタイルにとらわれず、テレワークの活用やフレックスタイム、変則シフトといった制度の導入を進めることは、現代社会に適応する、ということと同義だというわけだ。

だが、実際にそれを実践させるには、当然ながらこれまでにはない創造的で柔軟な考えが必要となってくる。

リアルタイムかつスピード感のある状況把握を目指すにはITが必要だ

従来の働き方とは異なる動きをとるスタッフに、業務効率を上げながら働き続けてもらうためには、スタッフ一人ひとりの勤怠を適切に把握し管理することが必須だ。

たとえば、スタッフとマネジメント層や労務管理スタッフが確実に情報を共有することはもちろん、スタッフ同士が事情を理解できるように「働き方を見える化」するよう、情報共有の仕方を改善しなければならないだろう。

マネジメント側はさらに一歩踏み込んで、スタッフが無理をしていないか、労基法に違反していないか、休暇の取得状況や労働時間の超過はないか、できるだけ早く確認できる環境を整える必要もあるだろう。

特に、子どもに起因したお休みや遅刻、早退はあらかじめ予測ができない。そのため、突発的な変更に対応でき、正確かつリアルタイムに情報を管理できるようにすることも必要となってくる。リアルタイムかつスピード感のある勤怠状況の把握を可能にするには、ITのチカラを活用することが大切なポイントとなるというわけだ。

クラウドなら、場所や時間にとらわれないワークスタイルが実現できる

クラウド型勤怠管理機能システムの「TeamSpirit」は、今後ますます増えるであろう多様な働き方を実現するために、さまざまな工夫が施されている。

今回挙げたように、子育てをしながら働くスタッフの急な欠勤や遅刻、早退なども、スマートフォンやPCから出退勤の打刻を簡単におこなうことができ、手間もなくすぐに勤怠の変更を知らせることができるのはその一例だ。

また中抜けのように再び勤務に戻る場合でも、打刻によって正確にそのスタッフの勤怠時間を管理することも可能だ。

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子育てをしながらでも活躍しているスタッフがいることは、周囲で働くスタッフが自分の将来をそれに重ねて見た時に、長く安心して働くことができる会社だと思ってくれる最良のロールモデルになる。そうした企業は昨今の人材不足の影響を受けずに成長する可能性を広げることにもなるだろう。

そうした意味でも、多様な働き方が可能な環境を整える土台をまずは整えてみてはいかがだろうか。