働き方を見直す

「働き方改革」を始めるなら、まずはこれまでの働き方を見直すことからはじめようーー。長時間労働がなぜ問題なのか、生産性を高めることの重要性はなにか、効率化の本質とはないか…? 新しい働き方を模索するための先進事例や考え方を紹介します。

2020.06.30

ダニング=クルーガー効果

 自信過剰な人にはひとつの特徴がある。実は何かの分野で成績の悪い人ほど,自分の成績に自信をもつ傾向があるのだ。もう少し詳しく言うと,自分の知識や見識に関して劣っている人の方が,自分の能力についてより自信をもってしまい,逆に知識や見識に優れた人の方が自分の能力を過小評価するという傾向が広く見られることが知られている。これが「ダニング=クルーガー効果」であり,「見たものすべて」から派生すると考えられる認知バイアスの一種である。

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2020.06.08

「テレワーク」の教科書②
テレワークに必要な労務管理(1)

テレワークを実施するうえで、企業が最優先で解決しなくてはならない課題の一つが、労務管理です。テレワークは労働時間の管理が難しく、長時間労働になりやすいなどの問題点が指摘されています。しかし、テレワークを行う労働者にも、通常の勤務形態と同じように労働基準法をはじめとする各種労働基準関係法令が適用されるため、労務管理はしっかりと行わなくてはなりません。今回は、テレワークに必要な労務管理について、整理してみたいと思います。

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2020.05.28

「見たものすべて」がデータ分析を誤らせる

 データ分析はビジネスの成功にとって不可欠の要素であろう。しかし,データ分析を行なう場合にも「見たものすべて」が災いとなることがある。よりよい判断をするためには考慮に入れなければならないデータを,その重要性に気づかずにあるいは意図的に考慮の外においてしまうのである。

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2020.05.21

「テレワーク」の教科書①
「アフターコロナ」のテレワークを考える

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、多くの企業が従業員に在宅勤務や自宅待機を要請せざるをえない状況に追い込まれています。以前からテレワーク制度を導入していても、社員全員が一度に、これだけ長期間のテレワークを行うのは初めて、という企業も多いのではないでしょうか。なかには、突然の事態に社内の環境整備が追いつかず、感染の不安を感じながらも出勤せざるをえない、自宅でできる仕事がなく休業状態にある、正社員と同様の仕事をしているにもかかわらず、非正規雇用という立場から不合理な待遇を受けている、などのケースもあるようです。

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2020.04.23

テレワークに期待されている生産性向上とBCP 活用

2020年現在、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。通常業務のテレワーク移行の流れが加速していますが、たとえコロナ禍の影響がなかったとしても導入を検討していた企業は多いでしょう。では遠隔での業務の生産性を向上させるには、どんな工夫や取り組みが必要でしょうか。また、BCP(事業継続)を考えるうえでのテレワーク活用の意義についても触れていきます。

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2020.04.15

「見たものすべて」が判断を狂わす

 前回に引き続き,「見たものすべて」という性質が判断を狂わすことを考えてみよう。現在の新型コロナウイルス感染の流行によって,人が非常時に合理的に判断し行動するのはなかなか難しいことが,あらためて露わにされたのではないだろうか。

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2020.01.29

睡眠不足の恐さ

「睡眠負債」とは、長年の睡眠不足が蓄積して「負債」のようになり,心身の健康に大きな悪影響を及ぼすことである。身体ばかりでなく、脳や認知活動に影響を及ぼす睡眠不足の恐さについて、改めて考える。

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2020.01.10

「自前主義」はなぜ起こるのか

手作りの要素があると、自分が作ったものに対して愛着を強く感じるという「イケア効果」は、一方で自前主義、すなわち「ここでつくったものではない症候群」を招きやすい。本稿では、日本の企業の大きな問題としても指摘されている自前主義について考察する。

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2019.12.23

イケア効果と仕事

自分が労力をかけて完成させたものを高く評価するという「イケア効果」。今回はまずイケア効果の原因あるいは理由について見ていき,それが仕事に対してもつ意味についての考察です。

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2019.11.06

イケア効果

 自分が実際に手をかけて,時間や労力を費やして完成させたものに対して,人は特別の愛着を感じ,それを高く評価するようになる。何かの作成に「自分の手を加える」ことによって,それに愛着が湧き,その価値が高いと評価するようなことは,一種の認知バイアスと言ってよいだろう。そのようなバイアスは「イケア効果」と呼ばれている。本稿ではこの「イケア効果」の考察である。

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